
北海道
北海道ニセコに計画中のホテルコンドミニアム。
プロジェクト全体のコンセプト「Nest in Nature」を元に、自然に溶け込む樹木列の群れのような建築を構想した。雄大な自然の中の大規模な建築ボリュームに対して、必然的に出てくるコンクリート構造体の表面に細かなリブ状の細工を与え木肌を転写することで、美しい白樺の森の中に滑り込むような様相を実現することを意図している。
インテリアは、森の中に住まうような統一感のある世界の中で、場所ごとに少しずつ異なった意匠を与えるよう、「Experience of wild nature=自然そのものを体験すること」、「YOHAKU NO BI(余白の美) – harmony with Japanese sense of beauty=過度に装飾で埋め尽くすのではなく、余白にこそ豊かな意味が残るようエレメントを配置する」の2つの考え方を基本に据え、「Inspiration from Phenomena=自然現象を再解釈したデザイン」を空間のあちこちに散りばめることで、あくまでラグジュアリーでありながらも、常に自らが自然の一部であるような空間体験の連続の中で過ごせるよう計画している。