Folliesは、建築されたプロジェクトと建築されていないプロジェクトの展示である。この展示では、深いリサーチと、形と機能の間の緊張を探求するワイワイのコミットメントを強調する建築模型が紹介されている。
1962年、日本の建築家、篠原一男が「住宅は芸術作品である」と宣言し、物議を醸したことが、建築界における分岐点となった。篠原が意図的に「芸術」という言葉を使ったことで、1960年代に建築の実践を支配していた経済効率や大量生産の概念から住宅が切り離されたのだ。建築の実践をアートになぞらえることで、効率、価値、市場についての議論が可能になり、創造的でアイデア主導の建築の原動力として非効率を探求する可能性が生まれたのである。
本展のタイトル「Follies」は、建築の愚行、すなわち実用的な目的を持たない高価な装飾的建物や構造物を指している。
Follies」では、ワイワイの10年にわたる活動の中から10点の模型を展示。大理石、樹脂、木材、厚紙などの素材で作られた模型は、さまざまな住宅、文化、宗教プロジェクト、そして2020-21年冬にオープンするArt JameelのジェッダにおけるHayy:Creative Hubを象徴している。